〜思春期の母親支援〜

ジャマイカでJICA海外協力隊・青少年活動として活動している大迫美奈子さんからの投稿です。学校在学中に妊娠した19歳以下の女性を対象に教育を継続し、社会復帰できるようボランティアとして奮闘されている内容です。是非ご一読お願いします。

ジャマイカの中央部マンチェスター県マンデビルでJICA海外協力隊・青少年活動として活動して
いる大迫美奈子です。ジャマイカ女性支援財団センター(WCJF)に配属されています。ジャマイ
カで高い10代妊娠率を背景に1978年に始まったWCJFのプログラムは、学校在学中に妊娠した19歳
以下の女性が教育を継続し、社会復帰できるよう学力・技術を提供することを目的としています。
生徒は教師、カウンセラー、医療従事者、または関心のある住民によって、最寄りのウーマンズセ
ンターに紹介されます。
WCJFは首都キングストンに本部を置き、国内14か所で運営されています。私の配属先であるマ
ンデビルセンターには、マネージャー、カウンセラー、デイケア、事務員らが常駐し、近隣学校の
兼任教師や非常勤講師によって、月〜金に主要教科(英語、数学、理科、情報、社会、経済)と技
能教科の美容学を教えています。乳幼児保育サービス、昼食、避妊サービスの紹介を提供し、避難
訓練、外部講話、メンタルヘルス、保護者会などの多岐にわたる行事も月ごとに行われています。
また、交通費の支援や地域住民、企業からのおむつや子供服などの寄付品も多く、彼女たちの子育
てと学業両立、経済面の支援となっています。

生徒の状況は多様で、経済面や体調によって登校頻度は異なります。私はセンター運営をサポー
トしつつ、異文化理解、情操教育、個別指導を通じて生徒の登校促進と学習意欲向上に努める活動
を行っています。日本文化を紹介すると生徒は興味を示し、教えたばかりの日本語の挨拶も得意げ
に使ってくれます。生徒はジャマイカと日本を比べると驚きや発見もあり、異文化に触れる機会に
興味関心を持つようになりました。個別指導では、生徒の習熟度に応じた教材研究と指導を実践中
です。今後は、日本で勤務していた高校とのメール交流や、手芸などを取り入れた情操教育の授業
、日本文化紹介の行事を計画中です。異文化体験や活動を通じ、生徒が広い視野と多様な視点から
物事を考え、これからの学びや生活に刺激となるような活動を続けていきたいと思います。


